(字幕・朗読)
詩動画「ゲーム」約4分45秒
【題名】 ゲーム 【本文】 この世界は人類が生み出した過酷なゲーム 私は好奇心に目を開き耳を研ぎ澄ます 溢れる心に沢山の問いかけをする その浅はかさに怒ったとしても その卑しさにうんざりしたとしても その無関心さにイラついたとしても それだけで戦ったりしない 分かっている者が進むしかないゲームは 人類の人生ゲームに負けない為に 誰も逃れられないならば生きなければならない 生涯 背負うだけの人生であったとしても 負の感情にのみ込まれるわけにはいかない 歯向かえない弱さを従わせる者 自分の欲しか受け入れず見えない者 甘い情報で騙(だま)し貶(おとし)める者 その大きな夢を知る度に疑念を抱く だが人生は短い 様々な感情が交差するこの世界で 幸せを感じる強さをもち我慢する世界であったとしても うんざりする者もイラつかせる者も 全て引きずって進まなければ明日はつかめない 人類の人生ゲームは敵味方に分かれてはいない 君主として君臨する事が 人類の人生ゲームに勝つ事ではない 全て勝つと過信している愚かな者は世界の中心ではない 人生ゲームから逃げ切ることは出来ない 人類の人生ゲームは私の人生の中にあり 私の人生は人類の人生ゲームの中にある けれども 人類がより過酷にゲームを作り替えたとしても 大局を見ているようで見ていない愚かな者は 傲慢な態度を繰り返す 人を騙す人生は短く 出来る事は少ないその生き様を見れば過酷 敵になりたければなればいい だが私にとって敵ではない 自分の幸せと人類の幸せは必ずしも同じとは限らない 破滅に向かわせる者や足を引っ張る者がいたとしても もう進めないとか良い事は起こらないとか 嘆き悲しむことはしない そんなつまらない人生にはしない していない事まで私の罪にされるそんな生き方はしない 大きな夢を叶える未来を見据えひとり勝ちした世界の終わりに 選ばれ 助かるというつまらない確信は捨てた方がいい 強く生きるとは 従わせる力でも優れた能力でも無い 自分だけは助かるとゲームの対象外だと思わない方がいい 見たくも無いものを見ながら 金持ちの聞きたくも無い言葉を聞きながら 今日という日がある限り 引きずりながら背負いながらも明日へと繋げるために進んで行く 傷つきながら涙しながら失敗しながらも 苦境にあっても逆境にあっても 何度でも立ち上がる 後悔も挫折も弱さも抱き何度でも立ち上がる 私の人生が終わるまで 背負える自分を誇りとして 感謝できる心を誇りとして 笑える強さを誇りとして
ご視聴ありがとうございました 作 :不思議な世界のなかま 朗読:ひこ星&しゅ星 ※(作:不思議な世界のなかま)と(朗読:ひこ星&しゅ星)は同義です