(字幕・朗読)
詩動画「指の先」約3分
【題名】 指の先 【本文】 君を探す 宇宙の神秘は運命の闇を深く包み込む 朝と夜を忘れた日々の中 青い空は見せたいものだけを見せ続ける 触れれば消える綿雪のように 時とともに思い出は消えてゆく 君と紡いだ雪の結晶が 君のように儚く消えてゆく 日は沈み星がまた 夜の訪れを知らせ始める そして語り掛ける 疲れをいやしましょう キズをいやしましょうと あなたのそばにいるからと 地球は厳かで美しい 朝露を含んだ新緑の香り 透き通る川底の日の光 潔く舞い散る桜の花びら 君が好きだった景色 生きるために心の片隅に追いやった真実の目 夜が明ける 目を覚ます 僕はいつか気付くだろう 枝葉は新しい風に揺れ 落ち葉も時に身を任せている事を そして君が好きだった景色は今も鮮やかに色を放っている事を 僕は誓うだろう 君が好きな真実の目で強く生きていく事を 流れる水は水車を回す 一日だけの時計を回す ぐるぐるとロンド(輪舞曲)のように グルグルと 指の先が触れるもの それは姿を変えて答えてくれる 見えるものがありのままに見えるよう水は流れ時を押し流す 見える色見えない色でちりばめられた結晶が夜空を彩る 水車は回る ぐるぐるとロンド(輪舞曲)のように グルグルと だから願う 君が今幸せであるように そして君がいつまでも幸せであるように
ご視聴ありがとうございました 作 :不思議な世界のなかま 朗読:ひこ星&しゅ星 ※(作:不思議な世界のなかま)と(朗読:ひこ星&しゅ星)は同義です