(字幕・朗読)
詩動画「君」約5分弱
【題名】 君 【本文】 君の幸せを絵にした 君への愛が全てだと 君への愛を全て描こうとした 君への愛が 幸せが全てよみがえる 虚しい孤独の中 君が唯一上手だと笑ってくれたあの頃 歩いて帰った君に恋をした 上手く生きれなかった僕は 真っ直ぐな心で見える研ぎ澄ました感覚を優先させ そのままうつす 遥か遠い宇宙を想像させる幻想的な絵 沢山の色が混じり合った面白い絵 河と山々の自然が醸し出す壮大な絵 君への神聖な思いは描いていくことができない 時を忘れて描けれない未熟な才能を君は知らない 君への思いを軽々しいものに出来ず黙り込む 君が褒めてくれたあの頃の姿を思い出し答えを求める 白い牡丹雪が君の笑う頬に触れる 雲の切れ間から差す月光が君の結んだ後ろ髪を照らす 茜色した夕日が君の瞳を染める 霧雨が竹林の小径を歩く君を誘う 眩しい君に釣り合わないと思った 頼もしい男 情に篤い男 芯の強い男が好きだと思った 僕が君を幸せにする全てを持っていると言った 心を揺さぶるような言葉で笑っていた君 君は笑う 帰る君を引き留める勇気のない僕は 君が好きだと伝えられず はにかんだ 君は知っていた あの頃から君への想いは時が経っても言葉に出来ず描く 想いを込め 響くように君に 届くように 心を描いてと君にお願いをされ 上手く自分の気持ちも伝えれない臆病な男を 君は好きだと言った 秘めた僕の想いを描く 描いた線は僕の一片が一つの形となり一つの絵となった 最後の瞬間まで描くことが出来ない 君の喜ぶ絵を見せることが出来ない まだ僕は君への想いを描き切れていない 心を沢山の花にたとえて描く 純粋な想いを秘めた僕の絵 寡黙だと言った狂いそうな僕の秘めた愛を 混じりけの無い愛だと君は言った 初めて描いた花の絵を渡すことが出来ない 変わらない想いを抱き 愛する人に言葉に出来ない愛を 涙を流さないことも愛だと微笑む 最後に 最期まで愛されて幸せだと 君は笑った
ご視聴ありがとうございました 作 :不思議な世界のなかま 朗読:ひこ星&しゅ星 ※(作:不思議な世界のなかま)と(朗読:ひこ星&しゅ星)は同義です